フォルテッシモ、するかい?

エクソダス、するかい? みたいなノリでフォルテッシモされた。
今年のプリキュアさんは本当に楽しそうに戦闘なさる。

ブロッサムが試練を乗り越えた瞬間を直接には描かず、
いきなり復活した状態で登場したのは主人公の面目躍如といったところ。
エピローグでそのときのことを明らかにする、構成の倒置がお見事でした。
史上最弱との呼び声も高い花咲さんですが、やるときはやってくれます。

スーパーシルエット披露前に「みんな、いきますよ!」と呼びかけるシーン。
思いっきりカメラ目線で、あれは仲間だけでなく視聴者にも声をかけてる感じですね。
ああ、ここがミラクルライトの振りどころなんだなと(笑)
本物のミラクルライトはもらえないけれど、心のミラクルライトを振りましたとも、ええ!(笑)
ホントに何やってるんだ私。

個人名乗りでは「一輪の花」だったのが「一面の花」にまで拡大されているのも熱い。
一人ひとり自立した「一輪の花」だけど、それが集まれば「一面の花」になる。
これまで毎週言い続けてきた台詞に、もう一回り大きな意味がこもった瞬間でした。

わかりやすいけれど、わかりやすいくらいでちょうどいいと思います。

思えば、他のキャラが(デザトリアン療法を仲介した)他人との関わりの中で
徐々に変わっていったのに対し、花咲さんだけは当初から自発的に
「変わりたい」と願っていたのではなかったか。
4人の中で、一番「変わること」「チェンジすること」にこだわっていたのが
花咲さんだった。

それゆえに「あなたは変われない」と影に突きつけられたとき、
反発も大きかったのではないか、と考える。
それが、一人だけ試練を超えるのが遅れた理由ではないかと。
……って、こんなとこで真面目に考察してもしょーがないんですが。

今年は本当に構成うまいですよねぇ。
でも、そろそろ終わりが見えてきているんですよねぇ。
どう決着つけるのか楽しみだけど、終わってほしくもないような。
いやぁ、こんなに入れ込んでるのはちょっと珍しい気がしますね。

しかし、そんな感動に水を差すような次回予告。
この土壇場に来てマリンタクトなくすって。
キュアマリンだけに水を差す。誰がうまいこと言えと。

いいように踊らされている、気がする。