じべた

調べてみたら2008年のアニメだそうで、十年遅れってほどでもないのですが。
true tearsを見ました。

あまり偉そうに論評する気はないのですが、とてもよくできた「あまずっぺぇ〜」話でした。
主人公の母親と、電波ヒロインのシスコン兄さんが余計なことをしなければ、
もっと早くに円満解決したんじゃないかとは思いましたが(笑)
いや、まぁ、それを言ったらドラマにならないのですけども。

最初から比呂美しか選択肢ないですよー。
愛ちゃんなんて、すっかり蚊帳の外でした。いいのかアレで。
名目上はトリプルヒロインじゃないのか?

見ているときも、そして見終わってからも感じたのが、富山である必要って全然ないよね、
ということで。
古い町並みの雪国でさえあれば、どこでもかまわない話ではあったかと。
まぁ、観光客が増えたらしいので、それはそれでよかったんじゃないかなとは思いますが、
地元での知名度はどれくらいあるのかなぁ、なんて余計なことが気になったりもして。
北陸に親類がいるので、あちらにはちょっとだけ親近感があるのですが、
たぶん、私の親類は誰も知らないんじゃないかと思います。怖くて聞けません(笑)

せっかく地方を舞台にした話なのだから、ちゃんと方言を話してほしいなぁ、とも感じました。
いや、難しいのはわかるんですけどね。
方言指導してみたって、役者さんがちゃんとできるとは限りませんし、
どうしたって地元民には不自然に感じられるものですし。
それでも努力はしてほしかった、と思うのは贅沢なことなんでしょうか?
なまじ北陸に縁があるせいで、特にそう感じるのかもしれませんケド。

北陸の言葉ってカワイイんですよ。
やさしく、やわらかく、そこはかとなく間が抜けてて(笑)
何度も行ってますが、あの独特のイントネーションはどうしても真似ができません。
あの方言があってこその北陸だと思うので、やっぱり大事にしてほしかったなぁ、と思います。

もっとも、本当に北陸弁でやったらシリアスな話をぶち壊しにしてしまいかねないので(笑)、
あれでよかったのかもしれんちゃ。

ああ、そうそう。
ニワトリに雷轟丸とつけるセンスはたまらなく好きです。
でも、じべたはもっとスゴイと思いました。
シンプルでカッコイイと思います。じべた。