組曲まとめ
少し気が早いけど。
・「すべての音を消したい」と言っているノイズさまは、自分でも「声」という「音」を発しているので
自己矛盾しているような気がしてならない。
いっそ何も喋らない方が、意思疎通ができない相手として恐ろしさも増したのではないか。
……もっとも、喋らなければアニメキャラとして成り立たないので仕方ないけれど。
なんかこう、喋れば喋るだけ小物になっていくというか。
・そもそも「音を消す」のに雑音という名前なのはこれ如何に。
サイレンスさまとかの方がよかったんじゃないかなぁ。
・ノイズさまに関しては設定とか話の展開の都合とかが足を引っぱっている、気がする。
・3人体制になってから脂がのってきたけど、ひびかな体制のときの喧嘩連発がつらかった。
あと、取ってつけたような、いかにも無理のあるイベントの数々がひどかった。
普通の女子中学生はTVレポーターなんかしない。
ベストフレンド大賞なんて、普通の学校では表彰しない。
(小学校ならまだしも、中学校でやるなんて何の嫌がらせか)
サンドアート大会は季節感があってよかったし、フリーマーケットも悪くなかったのだけど、
なぜ2人体制のときばかり変なイベントが多いのか。
・ミスリード要員が2人もいるにもかかわらず、うまく動かせていなかった。
30話過ぎになってからキャラが立ち始めるって、どういうことさ。
だから、響さんと和音さんのイチャつきっぷりに嫉妬する奏さんが(以下略
奏さんが聖歌先輩とお菓子作りに励んでて、ないがしろにされた響さんがすねるとか。
不自然でなく、おもしろい話を作れる余地がたくさんあったと思うのだけど、
たいへんもったいない。
・映画公開時期と合わせる意図もあったのだろうけど、やはりミューズさん正体バレが遅すぎた。
固有の必殺技もあるというのに、おかげでまるで効いていない。
・音吉さんとアコの関係も、もう少し早めに提示しておくべき。
だいたいにして、音吉さんがどれくらい重要人物なのかさえ当初はわからなかったのだから、
祖父と孫だとわかったからといって、即ミューズ=アコということにはならない。
正体を隠すことに注力しすぎて、出してもいい情報さえ出していなかった。
・ミューズやメフィストのようなメイジャー王家関係や、ノイズ関係など、
全体的に情報の出し方が後手後手だったと思う。
世の中には伏線という言葉もあるんだけど、どういう意味だったかしら。
音が消えても新しい音楽を作ることができる、というのは、例年より一歩進んだ答えであり、
それはよかったと思います。
思います、が……うぅむ。
素材は悪くなかったはずなんですけどねぇ。
なんでかなぁ。どうしてこうなっちゃったのかなぁ。
わけがわからないよ。
予告の全員クレッシェンド化に頭を抱えました。
いや、フレッシュさんの全員エンジェルを考えれば、たぶんやると思ってたけど。
否。絶対やると思っていたけど。
……それでも。
それでも、実際にやられると頭を抱えるのです。
やるだろうとは思っていたけど、できればやってほしくなかった……っ!
追記
クレッシェンドトーンの対極の存在として、サイレントトーンでもいればよかったのではないかしらん。
すべての音を消してしまうサイレントトーンだけど、それがいけないということではなくて、
本当に音を楽しむためには音のない世界も知らなければならない、みたいな感じで
最終的に和解エンドにもっていってくれれば、なおよし。